A様と真多呂作 木目込み人形

カテゴリー │お雛様真多呂作 木目込み人形

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こちら
御成約いただきました
真多呂作 木目込み人形
伝統的工芸品 黒雲鶴紋 有職雛でござます。

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シンプルでありながら
大変美しい木目込み人形の逸品でございます。

その美しさは
豪華絢爛というよりも
優しく静かな上品さと申しましょうか。

個人的には
衣裳着人形が動であれば
木目込み人形は静の美しさであると考えます。

落ち着いた雰囲気の木目込み人形は
決して前へ前へと出てくる事はいたしませんが
控えめでありながらも静かにその存在を示します。

見れば見るほどに
その良さがゆっくりと伝わってくるもの。

今から270年前の江戸元文年間に
京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という人が
神具の柳宮を作った余材に木彫りをほどこし
そこに溝を彫り神宮の衣裳の端裂をきめこんだ人形を作りました。
柳の風合いを活かした小ぶりの人形は
「賀茂人形」「柳人形」とも呼ばれ評判を呼び
後に江戸においても大いに重されました。
これが木目込み人形の始まりとされています。

今の木目込み人形は明治以降様々な変化を経て発展しました。
東京の人形師 吉野栄吉が京都から木目込の技術を持ち帰り
これに改良を加え現代木目込み人形の基礎を築きました。
初代 金林真多呂は栄吉の息子の喜代治に師事
新たに創意工夫を加えて独自の雅びやかな真多呂人形を完成させました。

先代の名人芸は
現代感覚あふれる二代目 金林真多呂に受け継がれております。

真多呂人形は木目込み人形で唯一
上賀茂神社様より正式伝承として認定されております。

十六代目 人形の秀月は
真多呂作 木目込み人形 正規取扱店でございます。

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